岡山在住時代の井山です。
岡山在住時代の井山です。

日々の目に触れることや、考えていること等を、気ままに書いてみることにしました。HPをご覧になる皆様にも、何かご参考になったり、少しでもお役に立てる内容になれば幸いです。 

 

ash8okyoのブログ

継続の先 (土, 03 10月 2020)
ピアノの指導を始めてから、50年が経ちました。自分のキャリアも、20代で頑張らねば、30代がない、 30代で頑張らねば40代がない、 というように途中手を抜く事なく、自分との格闘を続け、 50歳になってやっと、ピアノを弾く事が楽しくなりました。   そして又60代も頑張り、今年70になりました。   さて、これからをどうしようか? 昨今のコロナ騒ぎもあり、 演奏会が出来なくなった。 目標設定が難しい。   今年7月に、教室の発表会を外部のホールで開催でき、 そこでウルトラC級のテクニックが必要な曲を披露したところ、 お客様から、これを聴くだけで今日きた甲斐がありました! と言われた。   やはりまだまだ 私のピアノは必要とされるのか・・・ 70代もまた、頑張りどころか、 うっすらとゴールが見えていないでも無いのだが・・・  
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当たり前のこと (Thu, 17 Sep 2020)
ピアノの練習は、左右の利き手の関係、指の長さや太さの関係など、 人の身体のアンバランス具合で、 相当苦心するものである。   右手と左手で違う事をし、 さらに両足のペダルを使って 様々な効果を駆使する。   まるで体操、 すなわち運動神経がモノを言う。     子どもができるまでに、数年かかったが、 待望の男の子が生まれ、 ピアノの指導をしながら 子育てが始まった。   子育てとは、 子どもは四六時中 私の傍にいるので、 実に多くのことをしなければならず、 また時間も大量に奪われた。   手を掛ければ、キリがない事だった。   睡眠時間も減り、体力的にも疲労した。   結果、ピアノを弾く気力が出なかった。   これではいけないと思い、 息子が5歳になった暁に、 息子に言い渡したことがある。     お母さんのライフワークは ピアノの演奏を通じて人に感動や勇気を与え、人の役に立つことです。 そのためには、君に左右されることなく、お母さんの人生を貫いて行きます。 なので、君は君で自立しなさい。   生まれて5年しか経っていない子どもに、理解出来るわけありませんよね?!   息子が外で遊んでいて転び、わ〜っと泣いた時、私は駆け寄って、彼に触ることもしないでニコニコ笑ってあげました。 2〜3回繰り返したのち、彼は、転んだときは泣くのではなく笑うんだ、そして一人で立ち上がるんだ、と言うことを学習しました。 以後、泣かなくなりました。   また私が夜7時や8時までレッスンしている時、 私にお腹が空いたと言っても無駄と知り、自分で勝手に卵などを焼いて、夕飯まで凌いでいました。自分でやるほか無いのです。     家族の協力のもと、お陰様でピアノの練習が十分にでき、毎年リサイタルを開催し、研鑽を積みました。 その頃は、倉敷郊外に家を建て、練習も自由に出来ました。 息子などは、私の曲を全部覚えてしまうほどで、休符で音が途切れた瞬間、後ろで同じメロディを歌う鼻歌が聞こえてきて、びっくりした事があります。 家族にとっては、毎日毎日かなりの音量と音の羅列、よく耐えていただいたものと、頭が下がります。     やり通す力  続く・・・  
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続けること、やり通す意志 (Sun, 13 Sep 2020)
何でも 続けることは大変である。 3日坊主 と言う言葉があるくらいだ。   ピアノの練習は、今日やったからといって  明日 上手になるわけではない。 99回練習して出来なくても、100回目にはできるかも知れない   そう思ってひたすら練習する。     大学の卒業試験の時、私は先生の期待を一身に受けて臨んだが、大失敗をした。 先生の落胆ぶりを見た私は、初めて目が覚めた。   お世話になった先生に、申し訳ないことをした!   私はやり直すべくもう1年 留年したかったが、何とか合格点を取れたらしく 卒業してしまった。 納得がいかなかった。     先生のお宅に伺い、 土下座してお詫びし、 初めからやり直しますので、ご教授をお願い致します!   その場凌ぎの練習態度から一変して その日から 練習に気合いが入った。     やがて結婚することになったが、 結婚の条件にあげた事は、 クーラーとグランドピアノは持参します と言う事だった。   結婚後の住居は 岡山県倉敷市の会社の社宅 鉄筋コンクリート造り 6畳ふた間と4畳半 そのうちの6畳にグランドピアノが置かれた。   隣りとは 壁1枚。 毎日練習したので、近所から文句が出る前に お中元、お歳暮を、配りまくった。     やり通す力  続く・・・        
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”継続は力なり” (Sun, 06 Sep 2020)
私が通った幼稚園 葉椰子学園は、 東京芸術大学を卒業された方が創始者であり、園長先生をなさっていました。   その頃の私は、かなりボーッと生きていたらしく、 あまり周囲のことは覚えていませんが、 園児の中には数名 外国人もおりました。   昭和30年頃の話です。   園長先生は、毎日子どもの歌を教えてくださいました。 私はそれをすぐ覚えて 口ずさんでいたようです。   また 学芸会か発表会か、 クラシックバレーの衣装、チュチュを着て踊っている写真が残っているので、 芸術的なアクティビティを 色々と体験させていただいたものと 思われます。   3歳〜5歳前後の 頭脳の著しい発達の時期に、 多くの刺激をいただいたことが、 その後の演奏活動の礎となっており、 園長先生には、ただただ感謝申し上げるばかりです。     そんなある日、 園長先生が母に、 お宅のお子さんは、帰りがてらにその日教えた歌を口ずさみながら帰っているので、 音楽が好きなように見受けられる。ピアノを習わせてはどうか?   と、お勧めくださったそうです。   母はびっくりして、 でも、ウチでは高価なピアノなどは買えません   と言うと、園長先生は、 ピアノは幼稚園のピアノで練習すれば良い   と言ってくださり、 そこからいよいよ私のピアノ人生がスタートすることとなりました。            「やり通す力」 続く・・・        
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継続は力なり (Fri, 04 Sep 2020)
初めてお目にかかります。   都内のスタジオで ピアノ指導をしています。   ピアノの演奏は、楽譜の情報が目から頭へ  そして心と指の触覚を通して自己表現する という作業をしています。   これらは瞬時に行われるものなので、右脳も左脳もフル回転します。 従ってピアノのみならず、いろいろな教科に対しても大きな影響を及ぼし、 集中力の高い 頭の回転が速い 子どもに育ちます。   もう一つ大事なことは、やり通す力(Grit)です。 ”継続は力なり” という格言がありますが、 これは短期間内では得られないもの 自然に備わっていくもの なので、その効果は自覚しにくいものです。   次回から そのGrit について、お話ししていこうと思います。
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